発売から6年以上が経過したPower Macintosh 6100ですが、この会の会員数を見るとまだかなりの方々が今でも普通に使っている(又は愛着を持って所有している)パソコンであることがわかってきます。
パソコンの世界でこれだけの年数が経っていると実際には求められるニーズに対応しきれなくなり実用性が低くなっていくものと思われますが、このページで名乗り(会員)をあげた方でもこれだけの数が出てきます。ではどのような使われ方をしているのでしょうか?それがこの”会員所有のマシンの平均像”データです。
増設傾向やマシン構成その他を簡単に集計してみたので、今もまだ多くの方々の手元で元気に働いている6100達の実態や光景を思い浮かべて下さい。
増設する際の方向性の指針にして下さい。またメーカーやショップの方々がこれらのデータを有効に利用してくだされば尚幸いです。
このテキストの整備を担当しました私(ぴろりん#577)の個人ページで行ったものですから、厳密に言うと”最強の6100を創る会会員”に限定したデータではありません。あくまで6100オーナー対象という意味で行いました。期間は1999年7月〜2000年9月でサンプル数は635です。尚、途中OS9や6100用G4カードなどの発表があり、実際にはこれらを使っている方もいらっしゃると思いますが アンケート項目にそれらは含まれていません。その他として扱われています。(期間は長かったのですが最初の1カ月でほぼ輪郭が見えるだけのサンプルを得ていて最後まで各項目の%に大きな変化がなかったのでデータとしてはぼやけていないと思います。)
そのかぎりではありません。個々の環境や6100の使い方に応じて今現在がベストであると感じるならばそれが最善なので必ずしもこのデータを意識する必要はありませんし、もちろん心配もありません。参考程度にご覧になってみてください。
男性
(97%)
女性
(3%)
やはりMacintoshの層は比較的高い年齢層に中心があるようです。中古で安く購入できる現在ですが6100発売当時に購入されて今も現役で使われている方も多いので当時の金額(高価)を考えれば自然な結果なのかもしれません。
〜19才
(3.4%)
〜29才
(30.3%)
〜39才
(50.3%)
40才〜
(16%)
”最強の6100を創る会”は名前の通りPowerMacintosh6100が中心ですが、6100と同じロジックボードを使用しているパイオニア製MPC-GX1のユーザーの方もいらっしゃいます。6100とMPCは外観デザインやアプローチも異なりますが同一機種と解釈することが多いと思います。
6100/60
(49.4%)
6100/66
(46.1%)
MPC-GX1
(4.4%)
またMPCシリーズにはこの6100LB(PDM)でのPPC601/80MHz版であるMPC-GX1 Limitedという機種もありました
72MBまでがAppleで保証されている6100最大メモリ搭載量です。6100では無改造で市販のSIMMを差すだけで最高264MBまで増設できることがわかっていますが、168MBの場合のみSIMMコンバーター(SIMMセーバー、SIMMブリッジ)を併用することになります。
8MB(オンボードのみ)
(0.9%)
16MB(4MB+4MB増設)
(1.7%)
24MB(8MB+8MB増設)
(2.8%)
40MB(16MB+16MB増設)
(11%)
72MB(32MB+32MB増設)
(50.5%)
136MB(64MB+64MB増設)
(27.5%)
168MB(64MB+16MB ×2増設)
(0.9%)
264MB(128MB+128MB増設)
(4.4%)
古いバージョンのOSではパーテイションを切る等の処置が必要ですが、6100では(電源容量や発熱などに注意すれば)大容量のドライブを問題なく使うことが可能です。但しSCSIの速度が5MB/秒なので長尺動画ファイルを頻繁に読み書きを行うような用途には向きません。
〜250MB
(8.3%)
〜350MB
(9.1%)
〜1.2GB
(22%)
〜2.1GB
(29.7%)
〜4.5GB
(25%)
〜9.1GB
(3.7%)
〜18GB
(0.7%)
〜25GB〜
(1.1%)
また、SCSIドライブならばそのまま換装すれば良いのですが数十GB〜のドライブは現実的にはIDEドライブのみなのでSCSI-IDE変換(SDAT)が必要となります。詳しくは「SCSI-IDE変換」編をご覧下さい。
10. G3カード等のCPUアクセラレーターの有無または種類について
MAXpowrG3PDSは Newer Technology, Inc. CrescendoはSonnet Technologies, Inc.の製品です。6100用のG3カードはこの二社からしか出ていません。尚、集計途中(1999末)でG4カードも発表されましたが項目としては追加していません。604カードとともにその他のCrescendoに含まれます。
G3無し
(38.5%)
MAXpowrG3PDS210MHz:512k
(14.6%)
MAXpowrG3PDS240MHz:1024k
(19.3%)
MAXpowrG3PDS240〜266MHz:512k
(4.8%)
その他のMAXpowrG3PDS
(0%)
Crescendo215-225MHz:512K
(6.7%)
Crescendo240-250MHz:1024k
(1.5%)
Crescendo257-266MHz:1024k
(1.2%)
CrescendoC61-G3-512-250
(8.6%)
CrescendoC61-G3-1M-266
(1.2%)
その他のCrescendo
(3.1%)
製品名として61xx/xxAV(例:6100/60AV)として売られていたものはAVカード付き。AVの文字がないものは内蔵ビデオ出力のみの構成ですが、AV無しモデル用にオプションとしてAVカードは一応販売されていました。叉、NuBUSアダプタを別途用意することにより7インチのNuBUSビデオカードが使用できます。(NuBUSアダプタ使用の場合はG3,G4カードとの併用はできません) またAV,VC,NuBUSビデオカード等を装着している場合は内蔵ビデオ出力分とあわせて2台のモニターが接続できる環境になっています(デュアルディスプレイ)
内蔵ビデオのみ
(19%)
AVカード
(65.5%)
VCカード(HPV)
(14.7%)
NuBUSビデオカード類
(0.6%)
尚、VCは8100・7100のAV無しモデルに標準設定されていたもので単品のオプションとしての販売もありませんでした。現在出回っているVCは中古市場でこれら8100/7100から取り外されたもの(もしくは補修用ストック)です。
※Appleでは6100+VCの使用は想定(保証)していません。
クロックアップはクリップ挟み込みタイプと水晶そのものを交換してしまう方法がありますが、いずれも改造に属する作業となります。これはG3(G4)カードの有無にかかわらずCPUのパフォーマンスアップを目的に行うものですが、使用しているG3カードの種類:設定したバスのクロック数:ビデオ,SCSI周辺のバランス次第なので必ずしも速くなる方向に向かうものとは限りません。
クロックアップをしていない
(86.1%)
クロックアップをしている
(13.8%)
6100純正のドライブは2倍速のApple CD 300i Plus及びその互換ドライブです。ドライブ無しモデルも売られていました。4倍速〜はユーザー自身の手によって換装されたものとなります。
内蔵していない
(1.5%)
2倍速
(54.5%)
4倍速
(16.5%)
8倍速
(8.6%)
12倍速
(4.7%)
24倍速
(7.7%)
24倍速より速いドライブ
(6.2%)
本来熱対策にそれほど躍起になる必要のない完成されたメーカーの製品ですが、6100の場合は熱の上昇がはやい狭い内部空間・それに加えて、排気された暖まった空気をまた吸い込んでしまう構造的な欠陥があったため、増設による熱源増加に憂いを隠せません。またCPU内部の温度がリアルタイムにわかるG3カードの登場も熱対策への関心を高めることとなりました。
冷却対策はしていない
(58%)
適度に熱対策している
(34.7%)
気付くと中身はファンだらけ!
(7.2%)
熱対策にはごく基本的な吸排気分離のための筐体下部の仕切やPPC601部へのファンの取り付けからはじまってG3(G4)カードヒートシンク部へのファンの取り付け、吸気部分へのファン取り付け・排気用ファン強化・ヒートパイプ等様々な試みがなされています。
関連FAQ→冷却、動作温度
※6100/60の標準添付OSは7.1.2 同じく6100/66は7.5です。
漢字Talk(system) 7.1.2
(1.2%)
〜漢字Talk(system) 7.5.5
(9.9%)
MacOS 7.6 (7.6.x)
(8.1%)
MacOS 8 (8.x)
(32%)
MacOS 8.5 (8.5.x)
(15.7%)
MacOS 8.6 (8.6.x)
(27.8%)
その他のMacOS (MacOS9等)
(4.2%)
MkLinux
(0.7%)
その他のOS
(0%)
G3(G4)カード無しPPC601の状態の6100では実使用に耐える上限(体感なので厳密なものではありません)はMacOS8くらいまでですが、G3(G4)カードを使用した場合は比較的新しいバージョンまで実用範囲に入ってくるばかりでなくCrescendoの場合ではPowerMacintoshG3/G4上で動かせない(過去のOSである)漢字Talk7(7.1.2)までカバーすることができます。
→軽いOSをG3(G4)カードのパワーで動かすことができます。
newrのMAXpowrG3PDSでは登場時98年時点のマニュアルでは7.5.1以降とされていますが、2000年12月現在の最新のドライバ( MAXpowr 2.0.5)では漢字Talk7.5.5以降となっています。www.newertech.com
16. 6100以外にマックを所有されている方はどのくらいいますか?
6100以外のMacintoshがあるというのは、現行のPowerMacintoshやiMac,ibook,PowerBook等を併用されているケースも考えられますし、OldMac方面全般に興味関心を注がれている場合もあると思います。
6100以外のMacintoshがある
(80.8%)
6100以外のMacintoshがない
(19.1%)
一方、6100一筋を貫いている方もしくはMacintoshは6100のみで他はWindows系…という方が”6100以外のMacintoshがない”に属することになります。この大ざっぱな分類を分解したデータが次のものです。
17. 6100オーナーの方でも実際によく使っているマシンは何ですか?
調査開始時にはPowerMacintoshG4やibook,Cubeがなかったので項目には入れていませんがおおよその目安にはなると思います。
61xx (6100シリーズ)、MPC
(48.7%)
71xx、81xx NuBUS Power Mac
(2.9%)
68k Macintosh
(1.4%)
Performa系(PPC603)Mac
(2.8%)
PCI系(601-604e)Mac
(14.6%)
初代G3 Macintosh
(5.5%)
ヨセミテ(青白)G3 Mac
(5.1%)
iMac
(4.4%)
Powerbook(68k)
(0.7%)
PowerBook(PPC603)
(2.9%)
PowerBook(G3)
(3.7%)
Macintosh以外
(6.7%)
グラフを見て客観的にわかる項目数になるようにおおざっぱに項目わけしています。これを見てひとつわかるのは強力なCPUパワー&表示能力への依存度の高い用途に使われている例が比較的少ないということでしょうか。
2D CGや画像レタッチ用途
(11.1%)
3D CG
(1.7%)
CAD
(1.4%)
ゲーム
(2.8%)
開発
(0.9%)
Web関係
(35.6%)
ワープロその他テキスト処理系
(16.1%)
改造や強化の楽しみ用
(13.8%)
その他
(16.3%)
G3やG4カードを使用すればそこそこのCPU,FPU数値が得られますが、これら快適域に達するCPUカードの速さも表示能力やディスクの読み書きについてはあまり反映されない6100のアーキテクチャ的な部分の弱点が用途を限定させてしまってると言えます。
1152×870の解像度のもとで1677万色が使える(6100/G3(G4)で一番贅沢なビデオ環境である)現在のPDS用VCカード(HPV)ですが、これはアクセラレータ機能を持たないVRAM拡張ボードにすぎません。現実的には描画スピードで内蔵ビデオにも劣っています。
G4+アクセラレータ付きビデオ機能がセットになった製品が出ると用途範囲もひろがって嬉しいですね
この集計データは内容的にも変動要素を多く含むものですから機会をみて、再調査&更新を行いたいと思います。
その時はまたご協力お願いいたします。